【競馬】セントウルS、狙いはハナを奪える「快速馬」 (2ページ目)

 ライバルとなるのは、前走のCBC賞(7月6日/中京・芝1200m)で重賞初制覇を果たしたトーホウアマポーラ(牝5歳)でしょう。

 成績的にややムラのあった馬ですが、昨秋あたりからは安定した走りを見せて、今や充実期を迎えた感があります。ちょうど昨秋に転厩しているのですが、新しい厩舎の水が合っているのかもしれませんね。

 今春の阪神牝馬S(4月12日/阪神・芝1400m)こそ10着に敗れていますが、同レースは昇級初戦で、しかもハイレベルなGII戦でした。そのうえ、最内枠で終始厳しい競馬を強いられ、能力を出し切れずに終わってしまいました。度外視していいレースだと思います。

 今回の鞍上は、前走に続いて福永祐一騎手。昨秋の転厩初戦での快勝劇(1000万条件特別。2013年10月13日/京都・芝1200m)も、福永騎手が手綱をとっていました。福永騎手とは手が合っていると思いますし、トーホウアマポーラは5歳牝馬の秋というピークにあります。スプリンターズSまで主役を張れるか、注目していきたいですね。

出足の速さはピカイチのアンバルブライベン。出足の速さはピカイチのアンバルブライベン。 さて、このレースの「ヒモ穴馬」には、アンバルブライベン(牝5歳)を指名したいと思います。

 前述のとおり、人気が予想されるハクサンムーンの鞍上は全国リーディングトップの戸崎騎手。各陣営のマークは、一層ハクサンムーンに集中するでしょう。そして今回、同馬は控える競馬が見込まれます。ならば、狙いはハクサンムーンの前に行く馬。中でも、ハナを奪う可能性が最も高いアンバルブライベンは、面白い存在と言えます。

 前走の北九州記念(8月24日/小倉・芝1200m)でも、外枠(7枠14番)発走ながら、楽に先頭を切りました。とにかく、スタートしてからのダッシュ力が他の馬とは桁違いです。今回も再びハナを主張すれば、エーシントップ(牡4歳)やフォーエバーマーク(牝6歳)、メイショウイザヨイ(牝5歳)など、できればハナを奪いたい他陣営も控えざるを得ないでしょう。そうなると、アンバルブライベンにとっては、より理想的な展開になります。

 さらに、開幕週の馬場で逃げ馬有利。時計の速い決着も望むところです。ハクサンムーンの出方次第ですが、想定どおり控える競馬をしてくれれば、アンバルブライベンの一発があっても不思議ではありません。

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