2013.04.20

【競馬】フローラSの狙い目は、「オークス向き」のイリュミナンス

東京の長い直線で、イリュミナンスの決め手が生きるか!?ダービージョッキー
大西直宏が読む「3連単のヒモ穴」

 春のGI戦線の狭間となる4月21日、東西で注目の重賞が開催されます。関西で行なわれるのは、マイラーズC(京都・芝1600m)。カレンブラックヒルをはじめ、グランプリボス、レインボーダリアなどGI馬も参戦し、このあとの東京のマイルGI戦(ヴィクトリアマイル/5月12日、安田記念/6月2日)に向けて重要な一戦となります。一方、関東では、牝馬クラシック第2弾のオークス(5月19日/東京・芝2400m)出走をかけたトライアル戦、フローラS(東京・芝2000m)が行なわれます。ともに激戦必至で、のちの大舞台の行方を占う意味では、必見です。

 今回は、東京競馬場で行なわれるフローラSを取り上げます。出走頭数18頭中14頭が1勝馬で、一見レベルの低いメンバー構成に思われます。しかし、この先のオークスを見据えるならば、見逃せないレースだと思います。

 というのも、今年の桜花賞を見る限り、上位に入線したどの馬も、オークスの舞台となる「東京の芝2400mが合う」とは思えませんでした。つまり、桜花賞以外の別路線からもオークスで上位進出を狙え、特にこのフローラSから「東京の芝2400mが合う馬、いいイメージの馬」が出現するのではないかと思っているからです。そういう意味でも、ここではオークスを見据えながら、有力馬のチェックをしていきたいと思います。

 その筆頭格として注目しているのが、エバーブロッサムです。年明けの未勝利戦(1月12日/中山・芝2000m)を勝って、次走のフラワーC(3月16日/中山・芝1800m)では2着と好走しました。

 未勝利戦では、この馬自身まだ仕上がり途上な印象でした。まして、牡馬相手の中山・芝2000mというレースは、この時期の牝馬にとってはかなり荷が重い条件です。陣営としては、とりあえず一度使って、次で勝てればいい、と思っていたのではないでしょうか。ところが、そんな一戦を快勝すると、陣営の思惑どおり、次走のフラワーCでは一度使った効果がしっかりと表れていました。重賞でありながら、直線では大外から1頭だけ次元の違う脚を見せました。「これは、オークスで惑星(ダークホース)になるかも……」と、十分に思わせる走りでしたね。