2012.12.20

【競馬】有馬記念、一番人気のゴールドシップは本当に狙える馬か!?

  • 新山藍朗●文 text by Niiyama Airo
  • photo by Nikkan sports

菊花賞を快勝してクラシック二冠を達成したゴールドシップ。 オルフェーヴルとジェンティルドンナの「2トップ」が出走を回避して、混戦模様と言われる今年の有馬記念(12月23日/中山・芝2500m)。だが、ここに来て、一頭の馬に俄然注目が集まっている。

 ゴールドシップだ。年末恒例の京都・清水寺で発表される『今年の漢字』のひと文字が、「金」だった。ならば、有馬記念は馬名に金のつく馬を狙え、というのが事の発端だ。

 確かにこの馬の場合は、自分の名前だけでなく、父親がステイ"ゴールド"で、父の母も"ゴールデン"サッシュ。近親の馬名にもこんなに「金」の文字が刻まれている。レース結果が「世相を映す」と言われる有馬記念で、この馬が脚光を浴びるのは当然だろう。

 一方で、そんなジンクスとは関係なく、純粋に能力だけ見ても、ゴールドシップが有力馬の一頭であることは間違いない。

「強い」と評価されている今年の3歳馬の中で、皐月賞と菊花賞の二冠を制した実力は、歴戦の古馬相手でも、十分に勝ち負けできるレベルにある。なにしろ戦績は、ここまで9戦6勝、2着2回。5着に敗れたダービー以外は、いずれも勝つか2着惜敗という強さなのだ。

 競馬専門紙記者はゴールドシップの強さをこう分析する。
「どこが優れているのか? と聞かれてもひと言では答えられませんが、あえて言えば、勝負強い。あともう少し頑張れば、という場面で、なかなか頑張れない馬が多い中で、この馬はその最後のひと踏ん張りが利く」