【木村和久連載】コロナ禍でゴルフの年間スケジュールを再考してみた (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(2)苦手な季節は?
 これまで、通年でゴルフをやっていましたが、今年は冬場、ほとんどしていません。それで、楽になりました。

 やっぱり冬のゴルフはしんどいです。まずは朝5時、なかなか布団から出られません。年齢的にパッチリ目は覚めますが、布団の中でぬくぬくしていたいじゃないですか。

 今は東京のマンション暮らしだからいいのですが、宮城県の実家に住んでいた時は、冬の朝は部屋の中にいるのに、屋外にいるような寒さでした。窓ガラスには霜が固まった氷が張っていました。それも、部屋の内側で......。

 それに比べて「東京って、なんて暖かいところなんだろう」、上京当初はそう思いましたが、今ではすでに慣れて軟弱になっています。結果、なかなか起きられなくなりました。

 だいたい冬はイレギュラーなことが起きやすいです。予定していた日に、寒波襲来なんてことになったら、地獄です。風がビュービュー吹く日なんか、手は寒いし、ボールは飛ばないし、つらいことが多いです。

 ならば暖かいところ、沖縄などの南国に逃げればいいのですが、それはひとりでできません。誰かとツアーを組まないといけないし、お金もかかるし、面倒くさい。だったら、いっそ休んでしまえ、とね。

 千葉の南房総や伊豆に逃げるテもありますが、寒い時は寒いです。太平洋側に雪を降らせることもある南岸低気圧は、南海上で発生するので、荒れた日はどこも一緒です。

 一方、夏は暑さでバテますが、ゴルフそのものは楽しいです。緑鮮やかな芝が伸びていて、軽装で済むし、ボールも飛ぶし、やり甲斐があります。冬と夏、どちらかを選ぶなら夏かなぁ~。

(3)競技スケジュール
 かつてメンバーだった頃、最初のうちは月例競技に出るのがお約束でした。けど、ハンデ12になって、大きな競技で優勝すると、限界を感じるんですよね。「あと、目指すのはクラブチャンピオンか......」って。でもそれは、ハードルが高すぎです。

 結局、クラチャン以外の競技はハンデ戦なので、ハンデが上がれば、入賞の可能性はほぼ皆無に......。そうして、あれだけ頻繁に入賞していた競技において、2年ぐらい一度も表彰されなくなる。そうなると、競技に出るモチベーションも下がってしまうんですな。

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