【木村和久連載】コースを褒めてほしいメンバーさんへの有効な対処法 (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 そこで今回は、さまざまなパターンに分けて、褒めづらいコースのヨイショの仕方を考えてみました。知り合いのホームコースに呼ばれて、褒めようがない時のネタにでもしてください......って、ほんまかいな。

(1)アップダウンが激しいコース
 昔は乗用カートがなかったので、ものすごく嫌われましたが、今はカートがあるので楽々プレー。結構「楽しい」という人もいます。また、世間一般では平らなコースが人気で、アップダウンのあるコースは、比較的料金がお手頃になっている場合が多いです。

 こうしたコースの褒め方としては、古いコースの場合、こんな感じでしょうか。

「重機がまだ使えない時代の造営で、自然の起伏を巧みに生かし、ゴルフ本来の楽しみを満喫できる」

 どうです? 確かに"ものは言いよう"ですね。さらには――。

「すべてのライがここに詰まっている。スコットランドのリンクスのような、神が創造したような自然のライ。それを満喫できるコースじゃないか」

 こうやって、大げさに褒め称える人もいるでしょうが、実際のところ、単に上り下りが激しいだけのコースですから......。

どんなコースであっても、メンバーさんは褒めてもらいたいんですね...。illustration by Hattori Motonobuどんなコースであっても、メンバーさんは褒めてもらいたいんですね...。illustration by Hattori Motonobu

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