【木村和久連載】どこまで進化?30年後のゴルフ環境を予想してみる (5ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 空飛ぶ車というと多くの人は、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に出てくるデロリアンみたいな、家から離陸する車を連想するわけですが、それは法律的には難しいです。やはり、新木場などにあるヘリポートからのフライトになると思います。

 実際に、バブルの頃には、ヘリコプターを利用してゴルフに行っている人がいました。今でも、ツアーなら5、6万円の費用で、ヘリコプターを利用できるみたいですよ。

 それが30年後には、各地域に空飛ぶ車用のヘリポートが増設され、それを活用して、ゴルフに行ったり、旅行に行ったりする人が増えるんじゃないですか。

(6)ゴルフ場の自動化
 今から30年も経ったら、ボールにチップが埋め込まれて、スマホで探せるぐらいのことはできるでしょう。そうすると、ズルはできませんね。

 大型ドローンを使った薬剤散布、肥料撒きなどは、普通に行なわれていると思います。

 でも、ゴルフのラウンドはこれ以上、ハイテクで楽になっても困ります。我々は、お金を払って、面倒くさいことを楽しんでいるのですから。

 極端な話、コースに行かずにゴルフができるようになっても、それはちょっと違うな、と思います。進化は、ほどほどがよろしい。

 30年後と言えば、私は91歳。たぶん生きていないでしょう。30年後の未来を見られるみなさんのことは、それだけで羨ましいです。若いって、素晴らしいなぁ~。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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