【木村和久連載】賭け麻雀はレート次第で合法!? 片やゴルフの場合は? (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 同麻雀大会の主催者は、黒川さんが立件されないことへの抗議というか、何もしない検察を皮肉っての大会開催だったみたいですが、あらためて「テンピンレート」での麻雀であれば、「処罰されない」と思った人は多いのではないでしょうか。

 というわけで、麻雀では賭博罪で処分されないレートが勝手に決まった感があります。それを受けて、ゴルフの場合はどうなのか。堂々と1万円程度のニギリをやってもいいのでは? なんて思っておりました。

 ところが、現実はまったく逆の方向に向かっていました。というのも、最近の若い世代は、ゴルフでの賭け事をほとんどやらないのです。

 さらにオヤジ世代も、リーマンショック、東日本大震災、コロナショックと、つらいことが続いて、賭け事どころではなくなっています。

実際、コロナ禍にあっては、ラウンドできるだけで十分に楽しいと思いますけどね。illustration by Hattori Motonobu実際、コロナ禍にあっては、ラウンドできるだけで十分に楽しいと思いますけどね。illustration by Hattori Motonobu 15年前ぐらいは「ハーフナッソー」という、ハーフ9ホール、ハーフ9ホール、トータル18ホールの、それぞれのスコアで勝負をして、勝ったほうが上限3000円ぐらいもらえる賭け事が流行っていました。

 実際は、勝った、負けたで"行って来い"といった感じですから、だいたい1000円ぐらいのお金しか動きません。「一時の娯楽に供する物」としてはちょうどいい案配で、多くの人がやっていました。

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