渋野日向子ら躍進の「黄金世代」7名が振り返る2019年と来季の野望 (7ページ目)

  • 古屋雅章、柳川悠二●取材・構成 text by Furuya Masaaki,Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images


高橋彩華(21歳)
たかはし・さやか/1998年7月24日生まれ。新潟県出身。
2019年シーズン賞金ランキング19位(獲得賞金:5528万9178円)。
出場38試合。優勝0回。トップ10入り8回。

 今季は、とりあえずシード権が獲れてよかったです。前半戦はパッティングが全然ダメで、ちょっと出遅れてしまったんですけど、5月くらいからそれがマシになってきて、そこから成績も出せるようになってきました。

 6月のニチレイレディスでは、鈴木愛さんとプレーオフを戦ったんですが、敗れてしまいました。もちろん悔しいし、残念でしたけど、いい経験をさせてもらったと思っています。学んだことですか? う~ん、優勝って"運"と"タイミング"も必要かなってことですね。

 今年一年で学んだことは、1シーズンって長いですから、フィジカル面のケアが大事だな、ということです。実質、ツアー参戦初年度のようなものでしたから、休みを取る余裕がなかったので仕方がないことですが、連戦が続いて、特に夏場はきつかったですね。これを教訓にして、来季は適度に休みを入れながら、フィジカル的にもシーズンを通して安定感を維持できるように、しっかりと調整していきたいと思っています。

 最近は、調子がよくなくても、オーバーパーを打たずにスコアをまとめられるようになってきました。それは、ゴルフの底上げができてきたからかなと思っていて、その辺は(この一年で)成長できたところかなと思います。

 同年代が優勝する姿を見て、一瞬焦ったりもしたんですが、今はそういうことはまったく考えていないです。きっと、自分が一番輝ける時に「勝てるんだ」と思うので、今年は「まだなのかな」と思いましたね。だから、来年は初優勝を目指してがんばりたいなって感じです。

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