初優勝の柏原明日架は、渋野日向子ら黄金世代の姿勢を参考にしていた (2ページ目)

  • 柳川悠二●取材・文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images

「前半はよく耐えたんですけどね。後半に入って、一気にキレてしまった。11番で"カッチーン"と(頭に)きて、12番でも"カッチーン"ってなって、13番になると、もう笑けてきた(笑)」

 16番でふたつ目のバーディーを奪って、通算イーブンパーにスコアを戻したものの、最後まで優勝争いに絡むことなく、22位タイで3日間の戦いを終えた。

「この3日間は、内容、薄すぎ。こんなゴルフは久しぶりでした。18番までノーバーディー(の初日)とか、3連続ボギーとか......昨日は(2日目)はよくがんばっていたほうですけど......収穫はない。課題だらけ。全部です!」

22位タイに終わって、「課題だらけ」と語った渋野日向子22位タイに終わって、「課題だらけ」と語った渋野日向子 次週は自身3度目となる日本女子オープン(10月3日~6日/三重県・白山ヴィレッジGC)である。

「過去2回の結果はポンコツだったので、まあ、それよりかはいい結果を残したい。最低、予選通過!」

 最後は、いつもの"しぶこ節"で締めくくり、明るく前を向いた。

 将来を嘱望されながら、これまでわずかなところで優勝を逃してきた柏原も、こうした姿勢に影響を受け、自らの発奮材料にしてきたのだろう。

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