松山英樹が望まずも変幻自在ショット。5種類ほど打ち方を変えて9位 (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 初日に11ホール、2日目に7ホールを回って終えた第1ラウンド。松山は「71」のパープレーで、76位タイというスタートになった。

「(長丁場の第1ラウンドを終えて)眠たいです。昨日、3時50分に起きて、今日も3時半に起きたので......。先週まで、ショットはいい状態をキープしていたんですけど、それがなかなかうまくいかなくて。そのうえパッティングもよくなかったんですが、何とかパープレーで回れたかな、という感じ。

(ショットは)極端に曲げて打っているので、それで逆に、大ケガにはなっていないのかな、と。これが、真っ直ぐに打とうとしていたら、大ケガになっていると思うので、そういう意味では......やりたくないゴルフをやっていましたね。(意図的にショットを曲げていた?)そうですね。そうするしか方法がなかったので。フェードではなくて、スライス、どスライスを打って、どうにかしている感じですね」

 3日目、第2ラウンドを「69」で回った松山は、通算2アンダー、34位タイまで順位を上げて決勝ラウンドに駒を進めた。

「ショットも、パットもドタバタやっていたので、そういう不安は拭えないですけど......(予選ラウンドを)クリアできたのはよかった。(決勝ラウンドは)グリーンがソフトな状態にあって、攻めていかないと上位には入れないと思うので、しっかりピンを狙っていきたいと思う。

(ドライバーが右にいくシーンが目立ったが?)9番ぐらいからですね。それまではたいして気にしていなかったんですけど......。いいところも何カ所かあったんですが、それが何で出たのかもわからないし、悪くなった原因もわかっていない。それを見つけられれば、スコアを伸ばせる自信があるので、早くその原因を探り当てたいなと思う」

 その後、第3ラウンドに向かった松山。インスタートの9ホールで3つスコアを伸ばしたところで、日没順延となった。

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