【木村和久連載】自らが主催のゴルフコンペを開いてこそ、一人前の男 (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(1)会場と日程
 ゴルフコンペを開催するくらいですから、当然周囲の友人たちはゴルフ好きに決まっています。知り合いがみんな、130ぐらいのスコアだったら、コンペを開く理由が見当たりません。

 みなさん、それなりにゴルフがうまいという前提で、話を進めさせていただきます。

 さて、コンペ会場の設定ですが、理想は自分のホームコースを会場にしたいです。コースを持っていない方は、誰かにコースの営業担当を紹介してもらい、料金等の打ち合わせをしましょう。今は価格競争が激しいので、コンペなら通常料金の2~3割ほど、割引してくれることもあります。

 同時に、ラウンド後の成績発表会のときの、お茶代や軽食代の相談も必要です。そうした席でお酒をガバガバ飲む人がいますけど、たくさん飲んだかといって、その方から余分にお金を請求することはできませんからね。そういうエキストラな費用も含めて、予算を組みましょう。

 日程は、参加を呼びかける友人関係のお仕事に左右されます。平日でも都合がつく方が多い場合は、平日開催がいいと思います。土日だとプレー料金が高くなりますし、会場を抑えるのも大変ですから。

 それでも、土日に開催したい場合は、来る方がどれくらいいるのか? そこをきちんと見極めることが重要になるんですが、これが結構難しいんですよね......。

(2)パーティー
 ラウンド後の成績発表会は、妙にソワソワして楽しいものです。ここで、成績優秀者には賞品をあげるのですが、その資金を誰が出すのか。そんなことも問題になります。

 というのも、過去にいろんなコンペに参加してきましたが、賞品がしょぼいと盛り上がりに欠けてしまうからです。

 そこで、賞品は参加者の持ち寄りにして、みんなで交換会をする、というのはよくあるケースです。自分が提供したものが当たって、それをまた家に持ち帰ることもありますが、それも結構マヌケで楽しいです。

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