2018.08.24

挫折もカラッと乗り越える。
東京五輪女子ゴルフの主役は98年世代

  • 水野光博●構成 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by Getty Images

検証・女子ゴルフ「黄金世代」(後編)

 勝みなみ、畑岡奈紗らを筆頭に、女子ゴルフ界で日増しに存在感を増している1998年生まれ(&1999年早生まれ)の『黄金世代』。今後も彼女たちの躍進は続くのか? さらに、2年後に迫った東京オリンピックで彼女たちは活躍することができるのか? ゴルフジャーナリストの三田村昌鳳氏に聞いた――。

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「黄金世代」の代表格となる畑岡奈紗 今後も若い女子選手たちの躍進は続くでしょう。そして、2年後の東京オリンピックの主軸になるのは間違いなく『黄金世代』の選手たちです。

 最大のライバルとなるのは、もちろん韓国。さらに、現在、フランスやスウェーデンといったヨーロッパの国々は、オリンピックを念頭に置き、国を挙げてアマチュア強化に乗り出しています。特にフランスなどは、アメリカやオーストラリアなどに60人もの留学生を送り込んでいるほどの力の入れようです。

 日本人選手にも、アメリカの名門大学の門戸は開かれているのですが、障害になるのが語学です。アメリカの大学では、入学できても一定の成績を残さなければ、ゴルフをプレーすることが許されない決まりがあります。そこで、語学の苦手な日本人選手にとって、英語が大きな障壁となっています。

 とはいえ、日本ゴルフ協会(JGA)もただ手をこまねいているわけではありません。ナショナルチームのコーチにオーストラリア人が就任しているように、グローバル化を進め、諸外国の最先端のノウハウを取り入れる努力を怠っていません。

 また、外国人コーチは、最新のスイングや技術を指導するのはもちろん、ゲームマネジメントやメンタル面といった部分に、より重点を置いて指導をしています。彼らは、指導中の言葉をひとつ取っても、表現力やたとえ話がうまく、モチベーターとしての役割をも担っているのです。