433ヤード、驚愕のビッグドライブで、D・ジョンソンが再び騒動に火 (3ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

「(12番のティーショットは)完璧なショットだった。歓声を聞いて(カップに)近いとは思ったけれど、まさかあれほど近いとは思わなかったよ。まだパー4でホールインワンを達成したことがないから、ちょっと残念だったね(笑)。

 とにかく今週は、本当にドライバーの調子がよかった。こうしてベストなプレーができたら、僕は(どの大会でも)勝てると思う」

 世界ランキング1位として、その自信を改めてみなぎらせたジョンソン。この勝利で、2008年のルーキーイヤー以来、11シーズン連続勝利を果たした。この記録は歴代7位。記録更新中の選手の中では最長記録となる。
※ちなみに、1996年~2009年まで14シーズン連続勝利を遂げたタイガー・ウッズは歴代4位。

 ところで、このジョンソンの"433ヤードのビッグドライブ"は、ゴルフ界で起きている『ボールが飛びすぎる論争』に一層火をつけることになりそうだ。

 昨秋、ゴルフのルールを司(つかさど)るUSGA(全米ゴルフ協会)のマイク・デービス氏は、米メディアのインタビューで「飛びすぎるボールは、ゴルフにとって"恐ろしい出来事"だ」と警鐘を鳴らしている。

 もちろん、テクノロジーの進化はボールだけでなく、クラブやシャフトにもおよび、飛距離のことを言えば、トラックマン(弾道測定器)などの分析力がアップしたことも挙げられる。

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