【木村和久連載】「前か、後ろか」。ラウンド中、気になるのはどっち? (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 前の組の場合は、あまりにプレーが遅い組だと、見ていてイライラします。

 まず、ボール探しですね。ルールでは5分間以内となっていますが、その5分という時間をきっちり使ってボールを探している組がありますから。と言いながら、こっちも時計を見てしっかり時間を計っている......って、なんだんねん。

 とにかく、結果的にプレーが遅くなってしまうのはいいんですよ。そういうときは、「遅れてすみません」という意思表示として、ホールアウトしたら小走りで移動してカートに乗ってくれれば、こちら側も「あいつら、(プレーが)遅くなって焦っているな」と理解し、納得するわけですから。

 それが、プレーが遅いうえ、動きがのろのろしていて、移動まで遅いとなれば、こちら側のイライラは募るばかりです。

 まあでも、最近のゴルフ場は"詰め込みすぎ"なんて言われていて、お客さんがよく入っているコースは満杯状態が多いです。だから、前の組が遅くても「どうせ、さらに前もつかえているからイライラしてもしょうがないな」とは思うんですよね。

 ところが、たまたま見晴らしのいいロングホールにきてみると、「あれまあ、遅いのは前の組だけで、はるか彼方までガラガラやんけ」なんてことになると、再びイライラが復活。もはや、爆発寸前となります。

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