【木村和久連載】心躍るニューギア。その「筆下ろし」で注意すること (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

「慣れた靴は爽快だ! ぴったし自分の足にフィットするしね。なのに、オレはこいつを捨てようとしたなんて......」

 ちょっと大げさですが、案外古いシューズに感謝することもありますよ。

新しいシューズでのラウンド、みなさんも苦労したことはありませんか?新しいシューズでのラウンド、みなさんも苦労したことはありませんか? 個人的には、新しいシューズを持っていますが、いまだに古い靴を履いてラウンドしています。靴を取り替えるのが面倒くさいというか、自分の足にフィットしているので、ソフトスパイクを何度か取り替えて、大事に使っているのです。

 外反母趾という、親指が曲がる症状になっていて、慣れた靴でないと歩きづらいので、ぴったりの靴は手放せないですね。この歳になって、「もし新しい貝殻が合わなかったらどうしよう......」と悩むヤドカリの気持ちがわかりましたって、ほんまかいな。

 そもそも日本人の足は西洋人と違って、足の甲の部分が高くなっているそうです。これは、ゴルフシューズを作っている職人さんから聞いたので、あながち間違ってはいないでしょう。

 実際に以前、外国メーカーの靴を履いたとき、足の甲の部分が痛くなって、靴ヒモを何度緩めたことか。今は日本人の足の特性を理解しているメーカーが多いですから、そんなことはないとは思いますけど。

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