【内藤雄士ゴルフレッスン】体はきつくても、正しいトップを覚えよう (2ページ目)

  • 出島正登●取材・文 text by Ideshima Masato   中山雅文●撮影 photo by Nakayama Masafumi

内藤 (下の写真1~3参照)まず右手一本でクラブを持ち、アドレスしてみてください。そこから右の肩の高さくらいまで右手がくるようにクラブを上げてみてください。

 次に肩をしっかりと回して、右手の位置に左手を合わせます。これがトップ位置のイメージになります。実際のスイングは、クラブの遠心力が働くので、この位置よりも、高く大きく上がることになります。先ほども説明したように、スイングは一連の動きで成り立っています。だから、ゴルフ雑誌やテレビなどでプロのスイングを見て、そのトップ位置だけをまねてもダメなのです。彼らの頭の中のトップ位置は右肩の高さくらいなのです。実際のスイングのトップ位置は結果論なのです。

白石 右手に左手を合わせるのって、実際やってみると結構きついんですね。

内藤 その通り。ゴルフのスイングは、肩を回したり、上半身を捻転させたり、どこかを我慢させていなければならない部分があるので、最初のうちは特に体がきついと思います。左手を右手に合わせる時に、頭が右に動きすぎないように注意してください。

白石 クラブを上げることがこんなにきついものだとは思いませんでした。意識しているのに頭が動いてしまうのが課題ですね。きれいなスイングができるように、しっかり理想的なトップの形を覚えたいと思います!


●正しいトップの作り方

1.正しいトップ位置は3段階で覚えましょう。まず、正しいアドレスを作り、右手だけでクラブを持つ。
  
2.クラブを右肩と同じ高さまで上げる。
  

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