【木村和久連載】20代美女と同伴!? 今「ひとりゴルフ」が熱い (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 とにかく、やっとの思いで名簿に名前を書いて、知らない人と回ることに......。

 同伴競技者に挨拶をして、いよいよラウンドすることになったのですが、思ったよりもみなさんが上手くないことにびっくりしました。たまたまハンデの多い人に遭遇しただけですが、「飛びますねぇ~」なんて、逆に褒めてもらったりして。

 そのとき、自分が今まで抱いていた、すごく上手い人がグリーンにバンバン乗せてくる月例競技会のイメージと、かなりかけ離れたものを感じたんです。今までビビッていたものって、何だったんだろう......。自分が勝手に高い壁を作って、その幻の壁に押し潰されて、もがいていたんだなって。

 それ以降、ひとりでエントリーすることに抵抗がなくなりました。全日本パブリックアマチュア選手権(通称パブ戦)の予選になどは、知人と申し込みますが、ラウンドはひとりで、知らない人と回ります。

 そうやって、いろいろなところにひとりで顔を出すようになって見つけたのが、『1人予約ランド』(※バリューゴルフが運営)です。最初は取材で行ったのですが、これが結構面白いので、最近は個人的に『1人予約ランド』を活用させてもらっています。

 システムは簡単です。まずインターネットで『1人予約ランド』のページを開いて、手順どおりに必要事項を入力し、会員になります。次に自分のプロフィールを作成します。ニックネームをつけて、顔は似顔絵風のアバターを選びます。

 そこで、50代のアバターを探すと、なんか初老の爺みたいなアバターしかなくて、ショックを受けます。夜の六本木じゃあ、「40代かしら?」って言われているのに、サザエさんの磯野波平(54歳)扱いには苦笑です。

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