【ゴルフ】女子プロ実力診断。女王候補たちの強さの秘密 (2ページ目)

  • 三田村昌鳳●解説 analysis by Mitamura Shoho text by Sportiva
  • photo by Getty Images

  イ・ボミ(26歳)
賞金ランク1位(7755万6066円)
今季優勝1回:ほけんの窓口レディース(5月)

1988年8月21日生まれ。韓国出身。
ツアー通算9勝。身長158cm。血液型A
【過去3年の成績】
2014年 優勝3回/賞金ランク3位(1億1978万3686円)
2013年 優勝2回/賞金ランク7位(8083万7099円)
2012年 優勝3回/賞金ランク2位(1億867万9454円)

 今季も、アクサレディス(3月27日~29日/宮崎県)から中京テレビ・ブリヂストンレディス(5月22日~24日/愛知県)まで、出場8試合連続ベスト10フィニッシュを記録するなど、イ・ボミの最大の売りは安定感。好不調の波がなく、その点についてはツアー屈指の存在だ。

 ショットも安定していて、ショートゲームもうまい。まさに"オールラウンドプレイヤー"と言える。そのうえで、ゴルフ全体のトータルバランスが優れている。そこが、強さの秘密でもある。例えば、ひとつひとつのショットの精度が完璧でなくても、(その微妙なズレをそのあとのプレイで埋めることができて)、それらをうまくつないでいくゴルフできる。それが、相当うまい。

 そして、メンタル面の強さも際立っている。最後まで諦めないというか、常に優勝を狙う姿勢がある。だから、結果がついてくる。また、日本にすごく馴染んでいるのも大きい。多くのギャラリーを味方につけて、自分がプレイしやすい環境を作っている。今の勢いを考えても、賞金女王の最右翼のひとりであることは間違いない。

2 / 6

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る