【ゴルフ】海外メジャー第1弾、日本勢期待は横峯か宮里か (2ページ目)

  • 武川玲子●文 text by Takekawa Reiko
  • photo by Getty Images

悲願のメジャー制覇を狙う宮里藍。悲願のメジャー制覇を狙う宮里藍。 横峯と同い年で、クラフト・ナビスコ選手権10回目の出場となる宮里藍も、メジャー大会を前にして士気は高まっている。ただし、この大会に関しては自己最高位が15位タイと、決して相性がいいとは言えない。

 ゆえに、宮里自身「(10回目の出場で)コースのことはさすがに熟知しています。好きなコースでもあります。でも、あまり結果は残せていないですね」と言って、苦笑いを浮かべる。

 加えて、今季は得意のパッティングが苦戦。ここまで思うような成績を残せていないのが現状だ。

 それでも、もっとも悪かった頃に比べれば、状態はよくなっているという。悲願のメジャー制覇へ、試合が始まる前から勝負を捨てるつもりはない。

「パッティングは、今も修正に取り組んでいます。状態としては、100%ではないですけど、ひとつひとつ細かいことをやってきて、この試合を迎えている。だから、(カップを)大きく外れることはないと思っています。

 コース攻略のカギは、ティーショット。例年、グリーン上で苦戦しているけれども、まずは(ティーショットで)どれだけフェアウェーをとらえられるかが大事になってくる。それによって、(グリーン上の)狙いどころが変わってきますから」

 ショットに関しては、高いレベルで好調をキープしている宮里藍。パットの出来次第では上位進出も見えてくる。

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