2014.01.21

「夢は東京五輪出場」渡邉彩香は女子ゴルフ界の大器

  • 佐藤 俊●文 text by Sato Shun
  • 小内慎司●撮影 photo by Kouchi Shinji

スケールの大きなゴルフが魅力の渡邉。 まだ20歳になったばかりの女の子である。さすがに体型は気になるだろうし、お洒落もしたい年頃だ。最近は、ネイルにもはまっているという。

「プロになって、お洒落にも気を使うようになりましたね。ネイルも可愛いなって思ってやり始めて、今ではゴルフ以外の楽しみのひとつになりました。しっかりリフレッシュもしています。休みの日は家にいないですね、活動派です(笑)。愛犬のポメラニアンと一緒に車で出かけたり、友人と買い物したり、食事をしたりしていますね。好きな男性のタイプですか? 一緒にいることで、自分ががんばれるような人がいいですね。結婚も、いい人がいればいつでもしたいと思っていますけど……、20代のうちにできればいいかな」

 さて、渡邉にとって大事なシーズンとなる2年目。目標はどこに置いているのだろうか。

「まず1勝? そうですね。夏くらいまでには(1勝)したいですね。ただ、今の自分の実力では、最終日最後の9ホールで、誰かとスコアを競って勝つのは厳しいかな、と思っています。自分が勝てるとしたら、前半で大きくリードして、後半は耐えて逃げ切るパターンしかない。(今季は)そういう状況が作れて、勝つことができたらいいな、と思っています」

 勝つことはもちろんだが、渡邉には最近、大きな夢ができたという。「海外メジャー大会での優勝?」と聞くと、彼女はゆっくりと首を振った。

「それも夢のひとつですが、2020年に開催される東京五輪に出場したいんです。高校のクラスメートや先輩、後輩たちが、さまざまな競技で五輪に出場していたり、メダルを獲ったりしている。その姿を見てすごいと思ったし、逆に知っている人たちが活躍しているのを見て、変な言い方ですけど、五輪というものが身近に感じたんです。それで、東京で開催されることが決まって、『自分も出てみたい!』と強く思ったんです。世界ランキングでかなり上位にならないといけないので、とても難しいことなのですが、そこを目指して、挑戦していきたいです。そして6年後は、自分もちょうどプレイヤーとして充実している年齢になりますし、東京五輪に出場してメダルを獲りたいですね」

 そのとき、渡邉のウエアは、上下黒で統一されているに違いない。それが、戦闘モードに入る彼女の“勝負服”なのである。今シーズン、そんな渡邉の姿がトーナメントの最終日にどれだけ見られるだろうか。

取材協力:函南ゴルフ倶楽部


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