【欧州サッカー】鈴木彩艶ら5大リーグで奮闘の日本人 福田正博があげる期待&心配な選手たち (3ページ目)
【心配な三笘薫】
プレミアリーグはいま、多くの日本人選手たちが目指している舞台だ。昨季は遠藤航(リバプール)、三笘薫(ブライトン)、鎌田大地(クリスタル・パレス)、田中碧(リーズ)の4選手だけだったが、今シーズンから先述の鈴木、前田大然(イプスウィッチ)、守田英正(ハル・シティ)、冨安健洋(クリスタル・パレス)、そして昨シーズンにコベントリーの昇格に貢献した坂元達裕もプレミアリーグでプレーをしている。
鎌田は開幕から4戦連続でスタメンに名を連ね、充実の時を迎えている。ボールを持ったところに目が行きがちだが、鎌田の場合は状況判断、ポジショニングなどで試合をコントロールし、チームに不可欠な存在になっている。チームメイトになった冨安健洋はコンディションを懸念されたが、チームに貢献するプレーを見せている。ケガに見舞われたが、かつてはアーセナルにおいてプレミアリーグの高いレベルでプレーしていた選手だ。それだけに、シーズンを進めながらコンディション面での不安を取り除き、フルタイムで躍動する姿が見られるようになってくれたらと思う。
心配なのは三笘だ。ピッチに立てばプレミアリーグでも圧倒的な違いを出すが、この数シーズンは故障で戦線離脱をする期間が増えている。アーセナル時代の冨安もそうだが、プレミアリーグの高い強度で試合に出続けるのは、肉体への負担が想像以上に高いのだろう。
もともと日本人選手は海外のトップ選手に比べて身体の線が細く、厚みがないと言われる。ぶつかる瞬間に力を入れたり、タイミングをずらしたりする術をそれぞれ持っているとはいえ、シーズンを通じて蓄積されていくダメージによって、身体が悲鳴をあげている部分はあるだろう。5大リーグのなかでも頭ひとつ強度が高いプレミアリーグだけに、なおさら故障のリスクをはらんでいる。
三笘がプレミアリーグのピッチに戻る日を心待ちにしているが、彼の肉体への負担が続くようなら、次のタイミングで違うリーグに移るのも検討していいのではないかと思う。サッカーファンが見たいのは、三笘がピッチで相手守備陣を切り裂く姿。プレミアリーグより負荷の軽いリーグでプレーしてもいいのではないか。
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