久保建英はレアル・ソシエダの監督交代でどうなる? 噂の有力後任候補との相性は悪くない (2ページ目)
【どの監督でも成功するというタイプではない】
そこで注目されるのが、久保建英の今後である。今シーズンはチームの不振に引きずられ、本領発揮とはなっていない。はたして、どの監督でその力が最大限に引き出されるのか―――。
その答えを出すには、いつ久保がラ・リーガで最高のプレーをしていたかに、今こそ立ち戻るべきだろう。
それはアルグアシル監督が率いたラ・レアルでの1年目だった。2年目もそれに追随する内容だったが、1年目のインパクトは超えなかった。
それはボールプレーヤーを揃えたチームで、コンビネーションで崩し、面白いように敵の裏をかいていた。同じ左利きのダビド・シルバ(引退)、アレクサンダー・セルロート(現アトレティコ・マドリード)、ブライス・メンデス、ミケル・メリーノ(現アーセナル)と連係し、相手のスモールスペースも撹乱、支配し、ゴールに迫った。
4年目となる現在のチームで、上記の4人のなかで残っているのはブライス・メンデスだけだ。さらにマルティン・スビメンディもアーセナルに移籍。かつての連係は失われてしまった。
代わりに入ったロシア代表アルセン・ザハリャン、ナイジェリア代表ウマル・サディク、アイスランド代表オーリ・オスカールソン、クロアチア代表ルカ・スチッチはほとんど戦力になっていない。今シーズン補強したクロアチア代表ドゥイエ・チャレタ・ツァルは若手のジョン・マルティンのほうがマシ。ベネズエラ代表ヤンヘル・エレーラはケガ。スペイン代表カルロス・ソレール、ポルトガル代表ゴンサロ・ゲデスも片鱗は見せるが、今のところ期待外れだ。
「タケ(久保)はコンビネーションの使い手。その点ではラ・リーガでも有数」
それが現地の評価であり、ビジャレアル、ヘタフェ、マジョルカでくすぶっていた久保がラ・レアルで才能を開花させた理由は明白だった。他人頼りというわけではない。周りの選手を輝かせ、己も輝く、レベルの高い選手と調和する生粋のフットボーラーなのだ。
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