【欧州サッカー】プレミアリーグ昇格&日本代表入りへ 今季、欧州で活躍が期待されるふたりのアタッカーをピックアップ (4ページ目)
涙を飲んだプレーオフでも、個人としては2試合とも先発フル出場で、チーム随一の出来を見せていた。第1レグでは、敵の左サイドバックに勝負を挑んでは勝って切り込み、相手ゴールへの脅威となり続けた。第2レグでは、開始20秒でファウルを受ける注視対象に。それでも、時間の経過とともに影響力を発揮し、延長を含む120分間、決勝への望みをつなぎ続けた。
当人が「日本人選手のよさ」と表現する、「サボらないディフェンス」に関しても同じことが言える。「僕を含めてウイングの選手が守備のスイッチを入れるところが多くて、それはかなり求められています」と話していた坂元は、守備面での献身でも指揮官の信頼を得ている。
だからといって、昨季の自身に納得などしてはいない。最終節後には、「うまくいかなかった試合もあって、個人的な結果には全然満足してない」とも言っていた。
活躍次第では来夏のワールドカップメンバー入りにつながる可能性がある今季。決意も新たにプレミア昇格に挑む右ウインガーにとって、"一生記憶に残るようなシーズン"となることを願う。
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