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三笘薫から消えた「いやらしさ」 プレミアリーグ日本人対決で鎌田大地はチームを救う

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki

 プレミアリーグ第31節。クリスタル・パレス対ブライトンは順位にすると12位対8位の対戦だった。クリスタル・パレスは開幕から8戦勝ちなし(3分5敗)とスタートダッシュに失敗して先行きが案じられたが、V字回復。今年に入ってからは6勝2分け2敗の好成績を残し、12位まで順位を上げてきた。

 シーズン当初のほうがスタメンを飾る機会が多かった鎌田大地は、この年明けからの快進撃に大貢献していたとは言い難い。交代出場がメインで、最後に先発を飾ったのは1月18日のウエストハム戦。ところがこの日は、最終ラインに故障者が出て、その穴を埋めるために、通常は守備的MFを務めているジェフェルソン・レルマ(コロンビア代表)が1列下がることになった。その代役として、鎌田に先発のチャンスが7試合ぶりに巡ってきたのだった。

 鎌田対三笘の日本人対決は試合の最初から実現することになった。結論を言えば鎌田はフル出場したのに対し、三笘は後半18分という早い時間でベンチに下がっている。採点でも鎌田には10段階で7に近い数字が出せたのに対し、三笘は6に届くかどうかで、明暗が分かれる格好になった。

うずくまる三笘薫(ブライトン)に駆け寄った鎌田大地(クリスタル・パレス) photo by Colorsport/AFLOうずくまる三笘薫(ブライトン)に駆け寄った鎌田大地(クリスタル・パレス) photo by Colorsport/AFLOこの記事に関連する写真を見る

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著者プロフィール

  • 杉山茂樹

    杉山茂樹 (すぎやましげき)

    スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2022年カタール大会で11回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。

  • 三笘薫

    三笘薫 (みとま・かおる)

    1997年5月20日生まれ。神奈川県川崎市出身。筑波大学2年時の2017年に全日本大学選抜に選ばれ、夏季ユニバーシアードでの金メダル獲得に貢献。同年に川崎フロンターレの特別指定選手として登録されると、18年に20年のシーズンからの同クラブへの加入内定が発表された...

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