坂元達裕が右ウイングに戻ってくる ランパード体制になり「僕の長所を伝えにいった」 (3ページ目)
前半11分に先制された直後、すぐさま立て続けにボールを奪って反撃姿勢を示したコーナーキック2本は、坂元の左足シュートと低弾道クロスによって得たものだった。また同37分、左サイドからのクロスが手前で相手選手ふたりと空中で競ったルドニに当たっていなければ、走り込んだ坂元がミートできていただろう。ハーフタイムを挟んでの2度のチャンスには、3人に囲まれながらの巧みなキープと、得意の切り返しからのマイナスの折り返しで絡んでいる。
後半23分には、クロスにタイミングよくジャンプ。相手の左SBカラム・スタイルズに競り勝ち、教科書どおりに下に叩きつけるヘディングでゴールを狙ったが、惜しくも相手GKの俊敏なセーブに阻まれた。スタイルズが前半にイエローをもらっていたこともあり、コベントリーは、右ウインガーの坂元をもっと活用すべきだったとさえ言える。
本人は、現役時代のランパードは辛うじて記憶している程度だろうが、あえてそんな坂元に言いたい、「目指せ、最新ランパード軍のウィリアン!」と。
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