マンチェスター・シティの鮮烈カウンターを見たか。プレミアリーグ連覇へ連係は熟した (2ページ目)
Answer
デ・ブライネに展開して2人がゴール前へ。相手を動かしてジェズスが空いたスペースへ
シティの鮮やかな連係により、数的優位を生かしたお手本のような攻撃が見られた。
ジェズスは右のデ・ブライネに展開。味方がスペースを空けたところでリターンを受けて、シュートを決めたこの記事に関連する写真を見る ジェズスにボールがわたり、シティはスターリング、グリーリッシュ、ジェズス、デ・ブライネの4人が横に並走するのに対し、ワトフォードはサミル、クリスティアン・カバセレ、ジェレミー・エンガキアの3人。シティが数的優位の場面である。
ワトフォードの3人はボールホルダーのジェズス、中のグリーリッシュとスターリングにマークするように迎え、その右横をデ・ブライネが並走した。ジェズスはここで外のデ・ブライネへパスを出した。
これによってサミルは外へ対応に動いたが、ジェズスはフリーになるという、1対2の難しい状況となる。
さらに、グリーリッシュとスターリングが、デ・ブライネからのクロスを受けようと一気に加速してゴール前へ走り抜けたことで、ワトフォードの残り2人のDFはその対応でラインを下げさせられ、ジェズスの前にはスペースが生まれた。
そして、デ・ブライネはサミルを十分に引きつけて折り返し。ジェズスは余裕を持って、ダイレクトシュートをゴールへ突き刺した。
トップスピードのなかでジェズスとデ・ブライネによる数的優位の生かし方、グリーリッシュとスターリングのスペースメイクと質の高い連係によって、ワトフォードは為すすべがなかった。
シティはこの調子を維持し、リバプールの猛追をかわしてリーグ連覇なるか、注目である。
◆【動画】プレミアリーグ マンチェスター・シティvsワトフォード ハイライト
(シティの5点目のシーンは6分27秒~7分24秒)
◆【図】マンチェスター・シティほか、2021-22シーズン 欧州トップ10クラブフォーメーション
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