南野拓実のゴールシーン。パスコースを切りながらプレッシャーをかけた動きが見事だった (2ページ目)

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南野は外へのパスコースを切りながらプレッシャーをかけ、中央へ追い込んでいった

　南野のプレッシングから、リバプールがブレントフォードのビルドアップを見事に阻止し、得点につなげたシーンである。

南野は外側のパスコースを切りながら相手に詰め、さらにGKにまでプレッシャーをかけてチャンスを作ったこの記事に関連する写真を見る　ブレントフォードがゴールキックをセットした時、ジョタがヤンソン、南野がピノックをケアするように立ち、フィルミーノは１列下がったところで相手ボランチが落ちてくるところをケアするように立っていた。

　そこからGKフェルナンデスが南野側のピノックへパスを出し、リバプールのプレッシングもスタートした。この時の南野のコース取りがポイントとなった。

　南野はピノックにボールが入る瞬間に真っすぐに向かうのではなく、やや斜めに走り出して、外側の（南野の右斜め後ろ）セルジ・カノスへのパスコースを切りながらプレシングを開始した。

　これにより、ピノックはカノスへのパスを諦め、フェルナンデスへとボールを戻すしかない。さらに南野はそのまま２度追いを続け、今度はピノックへのコースを切りながらフェルナンデスを追い込んでいった。

　反対側のヤンソンにはジョタがマークについているため、追い込まれたフェルナンデスは大きく蹴り出すか、中盤から下りてくるクリスティアン・ノアゴールへのパスの選択肢しかない状況だった。

　そこでフェルナンデスはノアゴールへのパスを選択するが、狙っていたフィルミーノがボールを奪いとり、南野のゴールをアシスト。

　南野の基本に忠実で効果的なプレッシングが起点となり、誕生日を自ら祝うゴールとなった。

◆【動画】プレミアリーグ リバプールvsブレントフォード ハイライト
（南野のゴールシーンは５分12秒～６分11秒）