久保建英、南野拓実の評価は? 欧州でプレーする日本人選手32人の今シ-ズンを5段階評価
欧州の日本人選手32人を5段階評価(後編)
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2020-21シーズンのヨーロッパ各国リーグが終了した。今季も多くの日本人選手がプレーしたが、その活躍ぶりはいかばかりだったのか。5大リーグ(イングランド。スペイン、イタリア、ドイツ、フランス)1部所属クラブの選手と、今年に入ってから日本代表及びU-24日本代表に招集された選手、合計32人(前編15人、後編17人)について、サッカーライターの中山淳氏、浅田真樹氏、杉山茂樹氏が1~5の5段階で評価した(選手名に並記している数字は3人の平均)。
スペインでの2シーズン目は厳しい評価となった久保建英(ヘタフェ)長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)4.8
「シーズン途中でボランチに復帰してから再覚醒。37歳ながら衰えを見せず、契約を延長」(5・中山)
「複数のポジションをこなし、37歳とは思えない活躍。存在価値はさらに高まっている」(5・浅田)
「岡崎慎司とともにサッカー選手かくあるべしというお手本。37歳になっても出場時間を延ばしていることになにより驚かされる」(4.5・杉山)
堂安律(ビーレフェルト/ドイツ)4.3
「GKを除き、出場時間ではチームトップ。残留を決めた最終節でも活躍して完全移籍濃厚に」(5・中山)
「PSVで壁にぶつかるもドイツ移籍で潮目を変えた。再びプレーに余裕が生まれている」(4・浅田)
「移籍でチームの格を下げたが、出場機会はその分、大幅にアップ。5人交代制におけるFWといえば75分程度で交代するのが普通だが、堂安は約半数の試合で90分間、出続けた」(4・杉山)
守田英正(サンタクララ/ポルトガル)4.2
「冬に加入して即レギュラーの座を獲得するなどインパクトを残した。目を見張る成長ぶり」(4・中山)
「冬の移籍ながらすぐに主力に定着。プレーに力強さが増し、ステップアップは時間の問題か」(4・浅田)
「移籍するや即スタメン。チームの上位進出(6位)に貢献した。移籍を成功させたひとり」(4.5・杉山)
中山雄太(ズヴォレ/オランダ)4
「ボランチ、CB、左SBと、ポリバレントな能力を発揮して主軸に定着。来季も期待できそう」(5・中山)
「チームでの地位を築き、出場試合数が増加。力強さが増したところを代表戦でも示した」(3・浅田)
「3シーズン目の今季は昨季の倍以上出場した。左SB、CB,守備的MFとしてプレーするなどフル回転。ワンランク上のチームでプレーしたい」(4・杉山)
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