欧州でプレーする日本人選手32人の今シーズンを5段階評価で総括。最高評価は誰だ? (3ページ目)

  • photo by Maurizio Borsari/AFLO

◆加地亮が選ぶ日本人SBベスト10。内田篤人や長友佑都より強烈な選手がいた

橋岡大樹(シント・トロイデン/ベルギー)3.3
「シーズン途中の加入で馴染むまでに時間を要したが、終盤に挽回。来季は期待できそう」(3・中山)
「シーズン途中の移籍ながら、ポジションをつかむ。目立つまでには至ってないが、最低限の働きは示した」(3・浅田)
「シーズン終盤は右SBおよびウイングバックでレギュラーに定着。遠藤航、冨安健洋、鎌田大地のように他クラブへ羽ばたけそうな気配」(4・杉山)

長友佑都(マルセイユ/フランス)3.2
「主軸左SBの長期離脱で予想以上の出場時間を得たが、攻撃力が鳴りを潜めて内容は低調だった」(3・中山)
「主力とは言い難い立場ながら先発出場の機会もあり、ベテランらしい働きを随所に見せた」(3・浅田)
「フランスリーグ上位のマルセイユで小柄な34歳の左SBがどれほどプレーできるか危惧されたが、ガラタサライ時代より出場機会を伸ばした。トップフォームを維持している」(3.5・杉山)


植田直通(ニーム/フランス)3.2
「冬の移籍でフランス初挑戦。馴染むまでに時間を要したが、終盤に出場機会を得て及第点」(3・中山)
「フランス移籍後も出場機会を得て、少しずつステップアップしてはいるが、インパクトに乏しい」(3・浅田)
「前チームのセルクル・ブルージュと同様、移籍先でも即スタメン出場を果たした。ただしチームは降格で、来季どうする」(3.5・杉山)

MF
遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)4.8
「最終節以外の33試合に先発して3得点を記録。個人としても急成長し、実り多き1年に」(5・中山)
「今季飛躍的な成長を遂げた。自身のキャリアにおいても重要なシーズンとなったはず」(5・浅田)
「不出場の最終節は別にして、途中交代はアウグスブルク戦(後半45分)とバイエルンとのアウェー戦(後半32分)のみ。他の試合はすべてフルタイム出場。今季の欧州で最も活躍した日本人選手」(4.5・杉山)

伊東純也(ゲンク/ベルギー)4.8
「キャリアハイの11得点14アシストを記録。得点力向上を含めてワンランク上のレベルに」(5・中山)
「自身初の2桁ゴールを記録。得点力に磨きをかけ、アタッカーとしてプレーの幅を広げた」(5・浅田)
「チームの勝利に大きく貢献。得点11、アシスト14で計25ゴールに絡んだ計算になる。現在28歳だが、まだ飛躍できる。久保建英、堂安律に勝った状態にある」(4.5・杉山)

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