柴崎岳は「あらゆるスタイルに適応できる」。
1部復帰に必要なことは?

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 今シーズン、柴崎は2部デポルで再起を図っている。新天地でも、彼のキャリアは起伏が激しい。リーグ前半は有力選手として迎えられ、主力のひとりだった。しかし降格圏に落ちたチームの不振もあって、次第に失速。ルイス・セサル監督に交代してからは冷遇を受け、13節から22節までの10試合は、ケガもあったとはいえ、出場はわずか1試合だった。

 しかし、今年に入ってからチームを率いることになった名将バスケス監督には重く用いられ、柴崎は鮮やかにスタメンに復帰した。3-4-2-1の一角で、攻守の両輪を担う存在になった。チームが連戦連勝で最下位から脱し、一転して称賛を浴びることになったのだ。

「柴崎はバスケス監督によって、『無』から『すべて』の存在に」

 スペイン大手スポーツ紙『マルカ』は、その変貌ぶりを報じている。

 もっとも、デポルは一時、中位まで順位を上げたものの、コロナ禍直前の4試合は勢いを失い2敗2分け。再び、降格圏の19位に後退している。楽観はできない状況だ。

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