久保建英ら日本は人材が豊富。東京五輪で注目のサイドアタッカーたち (4ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 そして、日本以上に人材があふれているのが、スペインだ。

 2019年のU-19欧州選手権で優勝したチームのエースだったフェラン・トーレス(20歳、バレンシア)は、すでにトップリーグで経験を積み重ねている。電撃的なドリブルを得意とし、若いころのホアキン・サンチェスを思わせる。

 同じく優勝メンバーのアンデル・バレネチェア(18歳、レアル・ソシエダ)も、決勝に進出したスペイン国王杯で3試合連続得点を記録。ドリブルからフィニッシュまでの流れを感じさせる"突撃系"のアタッカーだ。

 また、ペドリ(17歳、ラス・パルマス)はすでにバルサが保有権を持つ逸材。ジョゼップ・グアルディオラ監督時代のバルサで、左サイドアタッカーを担当していた頃のアンドレス・イニエスタを彷彿とさせる。

 サイドアタッカーの定義は、これからも変わり続けるだろう。それを革新させるのは選手ひとりひとりだ。メッシも、クリスティアーノ・ロナウドも、それを成し遂げて伝説を作ったのだ。

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