コロナと向き合う森保ジャパン「海外組」の今。ドイツでは明るい兆しも (5ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO


 現状、ラ・リーガのハビエル・テバス会長はリーグ戦の再開について、最短でも5月末になるとしつつ、最も可能性があるのは5月28日、6月6日、6月28日と発言している。だが、スペインでの感染拡大はまだ続いており、楽観はできない状況だ。

 外出禁止令中という点では、フランスのマルセイユでプレーする酒井宏樹も同じ。

 ただし、チームメイトが自宅での個別トレーニングを続けるなか、酒井はこの中断期間を有効に使うべく、3月17日に足首の手術を断行。その後はリハビリを続けながら、地元マルセイユの病院に寄付を行なうなどして、社会貢献にも取り組んでいる。

 なお、リーグ・アンも現在は無期延期状態が続いており、再開の目処は立っていない。

 オランダ、ポルトガル、ベルギーといった国々も感染は拡大しており、各クラブは活動休止に追い込まれている。

 オランダのPSVでプレーする堂安律は、3月12日に連盟がサッカー活動の停止を発表してから、自宅でのトレーニングを続けており、それはフローニンゲンの板倉滉も同様だ。ちなみにふたりは、最後にプレーした3月8日の日本人ダービーでともにフル出場していた。

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