2020.04.10

ロナウドの名言と驚異のデータ。
レアルを王座に導いた恐るべき自信

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

レアル・マドリード王者の品格9

 今シーズンのレアル・マドリードへの評価は、賛否が分かれるところだろう。

 チャンピオンズリーグ(CL)、決勝トーナメント1回戦のマンチェスター・シティ戦、第1戦では手玉に取られ、王者の面影はなかった。強力なプレッシングでシティの組み立てを分断するのが狙いだったが、相手がロングボールを蹴ってきて、肩透かしを食らう。次第にペースを握られ、後半は相手の反撃に手も足も出ず、1-2と逆転で敗れた。

 一方、リーガ・エスパニョーラも不安定な戦いが続いていたが、クラシコでは宿敵バルサの鼻をあかしている。シティ戦の教訓か、前半はボールを追わずに体力を温存。プレスが弱すぎて後手に回るシーンが多く、失点を防げたのはGKティボー・クルトワの好守のおかげだったが、後半は激しいプレスからバルサを追い込み、劣勢を挽回。ヴィニシウス・ジュニオール、マリアーノ・ディアスの得点で2-0と勝利した。

レアル・マドリードのチャンピオンズリーグ3連覇に貢献したクリスティアーノ・ロナウド 批判も受けるジネディーヌ・ジダン監督だが、健闘しているのは間違いない。