2019.08.21

AZ菅原由勢にとってオランダは
理想的な環境。「第2の故郷です」

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

 この夏、オランダの強豪AZアルクマールに移籍した菅原由勢(ゆきなり)の、この1カ月間の出場記録を見てほしい。ひと目で、菅原がすばらしい経験を積んでいることがわかるだろう。

7月25日(木) 対ヘッケン(EL/H) 右ウイング(31分間)
8月4日(日) 対フォルトゥナ・シッタート(1部/H) 右サイドバック(90分間/先発・1ゴール)
8月8日(木) 対マリウポリ(EL/A) 右サイドバック(10分間)
8月11日(日) 対RKCワールワイク(1部/A) 右サイドバック(28分間)
8月12日(月) 対テルスター(2部/H) 右サイドバック(90分間/先発)
8月18日(日) 対フローニンゲン(1部/H) 右ウイング(13分間)
8月19日(月) 対エクセルシオール(2部/H) 右ウイング(60分間/先発)

※EL=ヨーロッパリーグ(予備戦)、1部=オランダ1部リーグ、2部=オランダ2部リーグ

オランダの環境に早くも馴染んでいる菅原由勢 菅原はAZのトップチームの一員としてオランダ1部リーグとELを並行して戦い、さらにはAZリザーブチームも掛け持ちして2部リーグにも出場している。ELでは北欧スウェーデン(ヘッケン)と東欧ウクライナ(マリウポリ)のチームと当たり、今度は8月22日にお隣ベルギーのアントワープとグループリーグ出場をかけてプレーオフを戦う。

 菅原はこうした負荷の高い国際試合を木曜日にこなしたあと、日曜日にはオランダ1部リーグでプレーし、出場時間が短ければ翌日の2部リーグに参戦している。伸び盛りの19歳にとって、これほど理想的な環境はない。

 菅原は開幕戦のフォルトゥナ・シッタート戦でスタメンに抜擢されてゴールも決めるなど、4−0の勝利に貢献した。全国紙『アルヘメーン・ダッハブラット』や専門誌『フットボール・インターナショナル』が週間ベストイレブンに選出するほどの活躍だったが、AZでのポジション争いは激しく、第2節からはノルウェー代表のヨナス・スベンソンが定位置に返り咲いている。