長谷部誠、充実の今季を振り返る。
「二兎を追ったことに意味がある」 (3ページ目)
2018-19シーズン、欧州でプレーする日本人選手のなかで最も活躍したのは長谷部。そう言い切っても異論はないはずだ。
この日の試合は、アリエン・ロッベン、フランク・リベリー、ラフィーニャの3人にとって、バイエルンでの最終戦でもあった。リベリーとロッベンは、大歓声に送り出されるように後半途中から出場し、1点ずつゴールを決めた。優勝に歓喜し、ロッベンはコバチ監督の真後ろからビールをかけるいたずらをし、リベリーはテレビのインタビューを受けながら涙を流していた。王者バイエルンを支えてきた2人とチームとの、華やかな時間だった。
まだ先になるだろうが、長谷部はフランクフルトでどんな風に送られるのだろうか。そんなことにも思いを馳せる光景だった。
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