インテルFWイカルディの鬼嫁が大暴走。CEOの忍耐も限界か? (3ページ目)

  • パオロ・フォルコリン●文 text by Paolo Forcolin 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

「もし契約を更新したいなら、少なくとも1試合で5回はマウロにいいボールを出せるような選手を獲得することね」

 もちろん一部の選手たちは反発し、チームはついに行動に出た。イカルディからキャプテンマークを剥奪し、GKのサミール・ハンダノヴィッチに渡したのである。ルチアーノ・スパレッティ監督はキャプテンの交代について「苦渋の決断だったが、すべてはインテルのためである」と述べている。

 イカルディはこの処分に憤慨し、練習を欠席、その後は膝の炎症という理由でヨーロッパリーグのラピド・ウィーン戦を欠場し、その後、ピッチに姿を見せなくなった。2月の半ば、イカルディとワンダはそろってサン・シーロのスタンドでインテルの試合を観戦していたが、インテリスタは彼らにブーイングを浴びせた。

 イカルディの膝に関しては診断が公にされ、何の問題もないことが判明した。膝はただの言い訳だった。インテルはチームをリスペクトしない選手にペナルティを課したのだ。「イカルディは自分のしたことの責任を取って、この処分を受けなくてはいけない」と、スパレッティはテレビのインタビューで発言している

 ロッカールームもイカルディを巡って割れていた。フィオレンティーナ戦でマッテオ・ポリターノがゴールを決めた際、イカルディと同じポーズをしてそれを祝おうとしたが、イバン・ペリシッチにあからさまに止められ、その様子は全世界に放送された。ワンダはこのことについても不平を述べているが、イカルディは相変わらず黙ったままだ。

 イカルディとインテルの対立は、SNS、テレビと舞台を変え、チームメイトや弁護士を巻き込み、今も続いている。先日のミラノダービーで、インテルは3-2でミランに勝利したが、イカルディはいなかった。「今日ロッカールームにいた選手はみんな優秀だ」と、スパレッティ監督は皮肉のように言った。

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