2018.11.06

「ビジョンが違いすぎた」。
吉田麻也が語る王者マンCの強さの秘密

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

「たぶん、誰が出ても結果は変わらないですよ。明らかに(サッカーの)ビジョンが違いすぎた。前半20分で試合の決着がついてしまった」

 マンチェスター・シティvsサウサンプトンのプレミアリーグ第11節。試合後、取材エリアに姿を見せると、サウサンプトンの吉田麻也はそうつぶやいた。

吉田麻也がマンチェスター・Cのすごさに脱帽 試合は序盤からマンチェスター・Cが圧倒し、前半18分までに3点のリードを奪った。最終的に6−1の大差でサウサンプトンを難なく退けた。吉田も「相当、力の差があると思います」と、脱帽せざるをえない試合内容だった。

 もっとも、吉田の苦況は続いている。この試合でもベンチスタートで出番がなく、ベンチで試合終了のホイッスルを聞いた。この結果、国内リーグ3試合連続で出番がない。ここまでの出場試合はリーグカップの2試合と、国内リーグの1試合しかなく、厳しい状況が続いている。

 日本代表DFにとって痛かったのは、レスター・シティのオーナーであるウィチャイ氏のヘリコプター墜落事故により、10月30日に予定されていたレスターとのリーグカップ4回戦が急遽延期になったことだ。

 無論、レスターで起きた不慮の事故には、英国サッカー関係者の誰もが心を痛めている。吉田もそのひとりであることに変わりはない。

 ただ同時に、吉田にとってリーグカップは自身をアピールする最大のチャンスでもあった。もともと、吉田は試合をこなしながら試合勘とコンディションを上げていくタイプなだけに、試合延期の決定は小さくない影響を及ぼすだろう(※試合は11月27日に行なわれる予定)。

 吉田は言う。

「(レスターで)不幸が起きてしまったので、延期はどうにもならないことです。(出番の)チャンスを待つ。こういうときは耐えるのみですね。でも、2週間以上、出番が空いてしまうと難しい。少しでもコンディションを落とさないように努めるだけです。