2018.11.05

ニューカッスル初勝利。
トンネル脱出に武藤嘉紀も「確実によくなる」

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 プレミアリーグ第11節のワトフォード戦でニューカッスル・ユナイテッドが1-0で勝利し、ようやく今シーズン初白星を挙げた。

 8月10日のリーグ開幕から約3カ月で、やっと掴んだ初勝利。暫定ながら降格ゾーンから脱し、ホームのセント・ジェームズ・パークの住人たちも歓喜の渦に包まれた。勝利に気をよくしたのか、ラファエル・ベニテス監督はゴール裏のサポーターにガッツポーズし、ブラジル人MFのケネディもスタンドにユニフォームを投げ入れていたのが印象的だった。

2トップの一角として4試合連続でスタメンに名を連ねた武藤嘉紀 一方、不完全燃焼に終わったのが、2トップの一角として4試合連続の先発出場を果たした武藤嘉紀だ。

 前線のターゲットマンとしてハイボールを収めるFWサロモン・ロンドンと、その周囲を走り回る武藤のコンビネーションが良好で、日本代表FWはドリブルなどで積極的に仕掛けた。

 ところが突然、ハプニングに見舞われる。左ふくらはぎに痛みを感じ、前半44分にベンチに向かって交代を求めると、結局、その3分後にピッチを退いた。

 痛めた左ふくらはぎは、前節のサウサンプトン戦で打撲を負った箇所だという。武藤は「打撲のシコリみたいなのが残っていて、試合前からかなり張っていた。そこの筋肉が引っ張られたのかな」と説明した。

 試合翌日に精密検査を受ける予定で、離脱期間については「どのくらいなのか、わからないです」と答えた。ただし、「(足を)伸ばせるので、そんなにひどくはない。次の試合も、行けたらいいんですけど」とし、第一印象としては重いケガではなさそうだと述べた。

 その武藤は治療のため、試合終了のホイッスルをドレッシングルームで聞いた。試合後のニューカッスル一行は喜びを爆発──と思いきや、第10節まで未勝利の重圧は想像以上に大きかったようで、控え室は安堵の空気に包まれていたという。