ビッグクラブ移籍説の中島翔哉を直撃。
「ポルトガルが気に入っている」
ポルトガルリーグ第16節。1月4日、中島翔哉が所属するポルティモネンセはホームにベレネンセスを迎え、一進一退の攻防の末、0対0で引き分けた。
ペレネンセス戦にフル出場した中島翔哉(ポルティモネンセ) ポルトガル南部のアルガルベ地方。春先に行なわれる女子サッカーのアルガルベ杯を開催する地域と説明したらピンとくるサッカーファンが多いかもしれない。中島は昨年8月末、そのなかの地方都市、ポルティマオをホームとするポルティモネンセSCにFC東京からレンタル移籍を果たした。
加入直後の第4節こそ出場しなかったが、その後の第5節(ベンフィカ戦)からは交替出場も含めて全ての試合でプレーしている。その間の得点数は6。チームトップ、リーグ全体でも7位タイという活躍で、ポルトガル国内ではリーグ上位の強豪(ベンフィカ、ポルト)はもとより、国外のクラブからも興味を持たれていると報道されている。
ベレネンセス戦でも定位置となった3トップの左サイドで先発した中島。試合後は、苦笑いしながら「こういう試合はよくあるので」と語った。前半はチーム全体の攻守のリズムの悪さに引きずられ、ボールを持ったときも相手の脅威になるようなプレーを見せることはほとんどなかった。
しかし、後半冒頭の選手交替をきっかけに試合の流れがポルティモネンセに傾くと、徐々にボールに絡む時間が増えていく。
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