「スタメンで出たかった」。大迫勇也の初ELアーセナル戦は16分で幕 (3ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 シーズン終了後には、彼らのような名手が一堂に会するW杯も控えている。大迫は「W杯もあるので、そのためにもっといい結果がほしい。もっとゴール前に入る必要があると思います。僕のなかではそう考えています」と気を引き締めていた。

 なお、この試合のケルンは、アーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアムで一悶着を起こしている。

 ケルンサポーターに割り当てられた観戦チケットは2900枚。しかし、2万人を超えるサポーターが集まり、エミレーツ・スタジアム周辺は大混乱に陥った。柵を乗り越えてスタジアム内に侵入するサポーターも現れ、「安全上の理由」から試合開始が1時間遅れてしまった。

 スタジアム内でも異常事態は続いた。「どのようにチケットを入手できたのかわからない」とアーセン・ベンゲル監督が首をひねるほど、アーセナルのホームサポーター用の席にもケルンファンの姿が目立った。特に1−0でケルンがリードして折り返した前半は、彼らのホームゲームのような雰囲気だった。

 今回の騒動を受け、UEFAは調査にあたることを発表している。

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