香川真司とドルトムントが契約延長。
「チーム5番目の好待遇」の意味
その去就に注目が集まっていた香川真司がドルトムントとの契約延長を発表した。契約期間は2020年6月末まで。推定年俸は500万ユーロ(約6億5000万円)で、これはマルコ・ロイスやマリオ・ゲッツェといった選手に次ぐドルトムントで5番目の金額になる。この待遇はもちろんだが、今回の発表方法からも、ドルトムントの香川に対する姿勢がうかがえた。
浦和レッズ戦をベンチから見つめる香川真司 今回、ドルトムントが香川の契約更新を発表する場に選んだのは、浦和対ドルトムント戦の前日会見だった。チームがアジアツアー最初の目的地である日本に到着し、熱狂的な歓迎を受ける様子が様々なメディアで報じられる中、クラブは日本のファンにとって一番インパクトのあるニュースを用意していた。
昨シーズン終盤から、ドルトムントは香川との契約延長を望んでいることを表明しており、地元メディアの間でもサインは時間の問題と見られていた。
ドルトムントは7月7日、ブンデスリーガのクラブとしては最も遅く今シーズンの準備を始めたが、香川はチームの始動日には合流せずに日本に残った。脱臼した左肩が完治していなかったこともあるが、始動から6日後にはアジアツアーで日本へ向かうことになる。2年前のアジアツアーでドルトムントが来日したときと同様、移動の負担を考慮した判断と考えられる。
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