サッカー選手の年収ランキング。1~3位は不変も11位以降に異変あり (2ページ目)

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi
  • photo by Getty Images

2位:リオネル・メッシ/バルセロナ、アルゼンチン代表

 ロナウドが1位なら、2位はこの30歳になったばかりのアルゼンチン人以外に考えられない。こちらは昨年よりも総額が少し減ったものの、その額は8000万ドル(約89億円)。うちサラリーとボーナスは5300万ドルで、ロナウドと同様、メッシもアディダスと終身契約を締結しており、2700万ドルの広告収入の大半はそこから発生している。

3位:ネイマール/バルセロナ、ブラジル代表

 前回と同じく、ビッグ2には大きく差をつけられながらも、このブラジル人アタッカーが3位にランクイン。これまた昨年同様に、サッカー選手で唯一、総収入3700万ドル(約41億円)のうち、広告収入が2200万ドルと、所属クラブから受け取る収入を広告料が上回った。主要スポンサーのひとつであるナイキは昨年、サッカー選手として初めて、エアジョーダンとのコラボレーションに彼を起用している。

4位:ガレス・ベイル/レアル・マドリード、ウェールズ代表

 出生地でCL優勝を遂げた6人目の選手となった27歳が、昨年よりランクをひとつ上げた。ただし、負傷により出場機会や得点数が減ったため、クラブからのサラリーとボーナスが少し減って2300万ドルとなり、そのぶん総額も3400万ドル(約38億円)に減少している。昨年10月にレアルと2022年までの巨額契約を結んだ時は、他クラブへの移籍の可能性がなくなったとも言われていたが、現在開いている移籍市場ではパリ・サンジェルマンやマンチェスター・ユナイテッドなどが獲得を目指していると盛んに報じられている。

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