激増した3-4-2-1で選出。プレミアリーグ「私的ベスト11」発表 (2ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 3バックは、右からセサル・アスピリクエタ(チェルシー)、トビー・アルデルヴァイレルト(トッテナム)、ヤン・フェルトンゲン(トッテナム)の3人。右サイドバックを本職とするアスピリクエタは、3バックシステムに見事に適応していた。ステイするか、ボールを奪いにいくか。1対1の局面における状況判断に優れ、リーグ優勝に大きく貢献した。

 3バック中央部には、ダビド・ルイス(チェルシー)と僅差でアルデルヴァイレルトを選出。堅実性の点で穴がなく、速さを活かしたカバーリングも突出していた。速さ、強さ、巧さの三拍子が揃うフェルトンゲンも、ハイラインを敷くトッテナムの最終ラインを支え続けた。

 また、DFの敢闘賞としてママドゥ・サコー(クリスタル・パレス)を挙げたい。リバプール時代はトラブル続きでパフォーマンスにムラがあったが、サム・アラダイス監督率いるクリスタル・パレスに期限付きで加入してから好パフォーマンスを維持した。その成果は、失点続きで降格の危機に瀕していたクリスタル・パレスを3試合連続のクリーンシートで上昇気流に乗せたことでもわかる。彼が出場した試合は5勝2敗1分。ひざのケガでラスト4試合を欠場したが、力強い守備で不振のチームを救った。

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