6連勝のレスター岡崎慎司。自信があるから「チーム内競争」を歓迎 (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by Getty Images

 バーディーが最前線に陣取り、その後方で岡崎がハードワークで下支えするのが、レスターの武器である。このバランスのよさがレスターのプレッシングサッカーの肝で、昨季にリーグ優勝を果たした原動力でもあった。「自分が試合に出ている間、負けていないのはデカいかなと思います。僕が出てそんなに勝てないのなら、やっぱり(ほかの)誰かが出ないといけない」と語るように、岡崎としてもチームが連勝していることに揺るぎない自信を持っている。

 その一方で、「健全な競争は必要だと思う。単純にスリマニが結果を出したので、彼も試合に出たいだろうし。バーディーがこのチームで絶対的な存在で、なかなかそこを逆転するのは難しい。だから、(2トップの)あと1席の取り合いかな」とも語る。ポジション争いを歓迎しながら、定位置を確保していきたいと決意を述べた。

 チームはこのサンダーランド戦から中4日でエバートン戦、さらに中2日でアトレティコ・マドリードとのチャンピオンズリーグ準々決勝・第1レグが控えている。

「今日の試合に勝って楽になったので、これからローテーションをしていくのではないか。スリマニも点を決めたし、グレイやオルブライトンもいる。チームとして選べる選手が出てきた。しかも、チームの戦い方がはっきりしているので、誰が出ても、ある程度のクオリティが出せる」と岡崎が語るように、これからはローテーション制で過密日程を乗り切ることになるだろう。

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