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レスターを蘇らせた岡崎慎司の雑草魂。
次は日本代表を救えるか (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 4試合連続で出場していることから試合勘に支障はなく、本人も「コンディションはまったく問題ないです。あと周囲の見方も。『慎司は試合に出ているから』という見方をしてもらえると思う。日本代表は、監督の要求がレスターとまったく違う。チームのスタイルも異なるし、新鮮な気持ちで、もう一度日本代表にいってガムシャラに貢献したい」と意気込む。

 とは言うものの、センターフォワード(CF)の定位置は大迫勇也(1FCケルン)の台頭もあって安泰ではない。「前の4つのポジションだったらどこでもできると思っているが、(ハリルホジッチ)監督からすればCFしかないと思う。ただ、大迫だったり、久保(裕也/ゲント)だったり、いろいろなチョイスがあるなかで、自分もそこで結果を出せるよう準備したい」(岡崎)

 自身が選手としてスケールアップし、日本代表の力にもっとなりたいとの強い想いから、プレミアリーグの門を叩いた岡崎慎司。世界中から猛者が集うイングランドで、屈強なDFと対峙しながらここまで戦ってきた。レスターでの得点は12月3日のサンダーランド戦から遠ざかっているが、プレミアで培ってきた経験、そして磨いてきた感覚はアジア最終予選でも大きな力になるだろう。特に、レスターで精力的に取り組んでいる「前方への鋭いターン→シュートに持ち込む」動きは、前線の力強い武器になるはずだ。

 アグレッシブなプレーとハードワークでレスターに立ち込めていた霧を晴らしたように、今度はゴールで大一番に挑む日本代表を救いたい。

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