主将・酒井高徳も驚く、ハンブルガーの日系FWボビー・ウッドとは?

  • 鈴木智貴●取材・文 text by Suzuki Toshiki
  • photo by Getty Images

 ドイツのブンデスリーガで酒井高徳が所属するハンブルガーSV(HSV)のFWボビー・ウッド(24歳)に対する評価が、急激に高まっている。ここまでHSVのFW登録選手では最多となるリーグ戦18試合に出場し、MFニコライ・ミュラー、MFミヒャエル・グレゴリチュと並び、チームで最も多い4得点を決めているのだ。

下位に沈むHSVで奮闘する、日系アメリカ人FWのボビー・ウッド下位に沈むHSVで奮闘する、日系アメリカ人FWのボビー・ウッド もちろん、相手ゴールに最も近いポジションなだけに、この得点数はやや物足りないようにも思える。しかし、ウッドを評価するうえでは、ボールを収めるなどの攻撃面の能力だけでなく、献身的な守備での貢献度も見逃してはならない。

 ブンデスリーガ第23節で、原口元気が所属するヘルタ・ベルリンと対戦した際も、ウッドは相手の左SBマルヴィン・プラッテンハルトに激しく体をぶつけてボールを奪い、それがMFアルビン・エクダルの決勝点につながった。

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