シャルケ内田篤人が語るケガの回復。
「試合に出してくれと言っている」 (4ページ目)
シャルケが拠点を置くゲルゼンキルヘンは、かつて炭鉱の町として栄え、そこに従事していた労働者たちによって、同クラブは設立された。彼らは仕事中、地上への無事の帰還を願う『Glück Auf(※Glückは「幸運」、Aufは「上へ」)』を合言葉とし、その掛け声は今もクラブのキャッチコピーとしてファンに愛されている。
1年8カ月以上もの長期離脱は、炭鉱のように、長く暗いトンネルだった。間近に迫っている内田のカムバック――それが実現した暁には、ホームスタジアムのフェルティンス・アレーナへ詰めかけた6万人の観衆から、こんな大声援が送られるかもしれない。
「Uschi, Glück Auf!」
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