2016.09.03

全オランダが賞賛。ハーフナーが
あの元J監督とのコンビで絶好調

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

 開幕から3連勝を記録するなど、ADOデン・ハーグが絶好調だ。第4節を終えた時点で、負けなしの勝ち点10。昨季、一度も連勝がなかったチームとは、とても思えない快進撃だ。

試合後に握手を交わすペトロビッチ監督(左)とハーフナー・マイク(右) デン・ハーグ2季目のハーフナー・マイクは、開幕戦のゴー・アヘッド・イーグルス戦でいきなりの2ゴール。さらに、第4節のヘラクレス戦でも縦への馬力あふれる突破を見せ、マーカーふたりを置き去りにしてから強烈なハーフボレーシュートを決めるなど、エースにふさわしい働きを見せている。

 今季から指揮を執るゼリコ・ペトロビッチ監督のチームビルディングも順調に進んでいる。浦和レッズの指揮官としては残念ながら結果を残せなかった"ペトロ"だが、マルティン・ヨル(前アル・アハリ)、ルート・フリット、アブラム・グラント(現ガーナ代表)、フース・ヒディンク(前チェルシー)、ディック・アドフォカート(現フェネルバフチェ)といった大物指導者に仕え、学んだ成果をここで出そうとしている。

 昨季と比べてデン・ハーグが大きく変わったのは、中盤の構成だ。昨季のデン・ハーグはストライカーのハーフナー、ウイングのルベン・スハーケン、エドゥアール・デュプランの「強力3トップ」がウリのチームだった。しかし、中盤に関してはトレス・ボランチシステムと呼んでも差し支えないぐらい、守備にアクセントを置いたシステムを敷いていた。