2016.08.04

清武弘嗣はベンチ入りなるか。
今季のセビージャに欧州中が注目

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Getty Images

グラナダとの練習試合に後半途中から出場した清武弘嗣 欧州戴冠に向け、セビージャが走り出している。3年連続でヨーロッパリーグの王者になっているだけに、欧州トップクラスの実力は疑いようがない。しかし今シーズンは、チャンピオンズリーグの覇権も狙える予感があるのだ。

 その理由の一つは、チリを南米王者に導いたホルヘ・サンパオリの監督就任にある。サンパオリの声望は、パリSGに移籍した前任者ウナイ・エメリ監督を凌ぐ。さらに特筆すべきは、参謀にジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ)の師匠で、”欧州随一の戦術家”と呼ばれるファンマ・リージョがついたことだろう。

 7月中旬のアメリカ遠征では、アルゼンチンのリバープレート、コロンビアのインデペンディエンテに連勝。7月下旬からのドイツ遠征でも、2部のSVザントハウゼン、ザンクトパウリをいずれも難なく1-2と打ち負かし、武藤嘉紀を擁するマインツも0-1と下した。5連勝を飾りながら、3バック、4バック、アンカー、ダブルボランチ、1トップ、2トップなど、様々な機能を試している。

「今までとは違う戦術システムに順応しているところ。少しずつ理解が進んでいる。監督の要求を満たせるプレーになってくるだろう」