コンテ監督の自負
「技術は並でも質の高いサッカーはできる」 (4ページ目)
そのうえで、私が最も強調しておきたいのは、今大会に臨んだイタリア代表は、それこそ大会前の低評価からもわかる通り、決して超一流の集団ではなかった。そうではなく、自らの実力を正しく知るからこそ、最後まで走り切る気迫と気概を持つ集団だった。
並みの技術レベルしかない集団であっても、質の高いサッカーはできる。これを我々は証明してみせた。その自負が今の私にはある――。
厳しい練習によって選手に戦術をたたき込み、フィジカルを鍛えあげた選手たちが最後まであきらめずに走る。そうしたチームとしてのベースがあってはじめて、勝利へと近づく。そのことを、アントニオ・コンテという監督は誰よりも知っている。そして、選手に自らの戦術を伝えるトレーニングメニューを持っている。そのうえで、より格上のチームに勝つためにはどうするのか? その方法についても語ってくれた。
アントニオ・コンテインタビューPart.1はこちら
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